【Stage】AKB対談④~第6回AKB48総選挙を振り返って~

こんにちは、ガーリエンヌです。
2014年6月7日(土)、第6回「AKB選抜総選挙」が行われました。

以下が開票結果です。
1位 AKB48 チームB 渡辺麻友(159,854票)
2位 HKT48 チームH 指原莉乃(141,954票)
3位 AKB48 チームB・NMB チームN 柏木由紀(104,364票)
4位 SKE48 チームS・AKB48 チームK 松井珠理奈(90,910票)
5位 SKE48 チームE・乃木坂46 松井玲奈(69,790票)
6位 NMB48 チームN・AKB48 チームK 山本彩(67,916票)
7位 AKB48 チームA 島崎遥香(67,591票)
8位 AKB48 チームA 小嶋陽菜(62,899票)
9位 AKB48 チームA 高橋みなみ(57,388票)
10位 SKE48 チームE 須田亜香里(48,182票)
11位 HKT48 チームKIV・AKB48 チームA 宮脇咲良(45,538票)
12位 SNH48 チームSII・SKE48 チームS 宮澤佐江(44,749票)
13位 AKB48 チームK 横山由依(40,232票)
14位 乃木坂46・AKB48 チームB 生駒里奈(40,089票)
15位 SKE48 チームE 柴田阿弥(39,264票)
16位 AKB48 チームA 川栄李奈(39,120票)
17位以下はこちら

悲願の1位となったまゆゆ、2位に転落した指原、HKTの台頭など、今回の結果について、おなじみ紙野まじお先生と語り尽くします!

総選挙の1位は、天才型と
努力型の揺れ戻しの歴史

ガリ: 今回の総選挙、主なトピックとしては「渡辺麻友1位・指原莉乃2位」「NMBの選挙の弱さとHKTの躍進」「生駒ちゃん選抜入り」あたりかなと思っています。
まじお: 同意! あと個人的には、バラエティ班の票が伸びなくて悲しいことと、倉持梅田あたりの旧中堅層が大量に票を落として、ファンからも世代交代を迫られている感があることだな。
ガリ: まずまゆゆ1位は、個人的にも1票入れていたし、本当に嬉しかった。まゆゆの頑張りが報われて、民主主義の希望を見た。金沢城の近くの路上で、iPhone片手に泣いた(※旅行中でした)。
まじお: (笑)。
ガリ: ただ、「来年もまゆゆ連覇を!」とか、実は全然思わなくて……。まゆゆ1位を見届けて、成仏できた感じ。むしろ逆説的に指原のすごさを知る結果となった感がある。
まじお: 指原は去年まぐれかと思われてたけど、完全に地力だったね。今年もあんまり票自体は落としてないし。
ガリ: そうそう、1位2位の票数がすごすぎたね。でも全体的に、上位以外は去年に比べて票数落としてるね。
まじお: 宮澤佐江の票数の落ち方がすごい。順位自体は落ちてないけど。総選挙がテレビ放送で注目浴びるのも、長くて2年くらいかなっていう気がした。
ガリ: 今回の選挙の本質とは、さんざん煽られていたような「4グループのトップ対抗」ではなくて、結局「指原VSアンチ」だったと思う。
まじお: そうそう。私は今回のこの二人の戦いに、前田敦子と大島優子の戦いを見たよ……。 前田と大島の時もそうだったけど、AKBは天才肌と努力肌の間で、1位の票が回ってる。
ガリ: 結局そこですよ! 価値観の揺れ戻しが続いているだけ。まあそれは政治の世界と同じなんだけど。共和党か民主党かっていう。前田指原は天才型、大島まゆゆは努力型だよね。
まじお: 今あげた四人とも、タイプは違うから一見分かりにくいけど、完全にその構図だと思う。天才に票が入っては、理解できないファンが「なんであいつが1位なんだふざけんな」と言って次の年に努力肌を1位にして、また次の年は天才に票が戻る。なので来年は指原に票が戻ると信じているよ!
ガリ: まゆゆの治世で、今度はまた「まゆゆはつまらん」ってなる人が出てくるだろうからね。
まじお: でも、こうやって毎年トップが変わることって、グループ的には良いことだと思う。
ガリ: この見地から言うと、まゆゆが上位にいる限り、努力型のさや姉はTOP3にはあがってこれないと思う。逆に天才型のぱるるは上がってこれる。
まじお: 1位と2位は天才型と努力型の間で動いてて、3位は一匹狼。
ガリ: ゆきりんさん(柏木由紀)ですね。
まじお: 篠田麻里子とかも一匹狼だったしね。下に控える中では、天才型は生駒ちゃんとぱるる、努力型はさや姉って感じかな。
ガリ: (松井)珠理奈は完全な天才型かと思いきや、努力型ぽい部分もあるかな。(松井)玲奈も努力型かな?
まじお: 玲奈は一匹狼っぽくない?
ガリ: そうか。SKE内で、珠理奈との対立構造で見ると努力型なんだけど、AKB全体で見たらそうかもね。本来ならばみるきー(渡辺美優紀)も、天才型に控えているはずだったんだけど……。
まじお: みるきーは本当はもっと行けるはずなんだけどな……。まあでも、来年のさらなる巻き返しを期待している。
ガリ: みるきー好きだよ! スピーチちょっと長かったけど、スキャンダルの件について今まで何も言えなかったぶんが噴出したのだと思っている。ついでに、みるきーのスピーチを聞いてるさや姉の横顔が男前すぎた……。
まじお: あの二人、髪型おそろいだったのマジでグッときた。みるきーはまだまだいけるはず。それをよしりんが証明していると思っている。
ガリ: よしりんがみるきー大好きな気持ち、わかるもん。マスコミやクリエイター系は、みるきー好きな人多いと思う。
まじお: なんか、小悪魔の中にキラキラした爽やかさがあってすごい。みるきーの事件で悲しみにくれて、AKB言及自体をやめてしまったよしりんが、みるきーの涙を見て一瞬で戻ってくるとか、もはやよしりんの心を占めすぎている。魅力がものすごいんだと思う。
ガリ: 最後はやっぱり人間性だと思うんだよね。人の心をつかむ魅力。ひらたく言うと、性格のよさと面白さ。みるきーにはそれがある。
まじお: みるきーはユーモアがある人間だよね。
ガリ: シリアスなスピーチの最後に「みなさん寒いですか? おうちに帰ったらちゃぷちゃぷしてください」って言って笑わせるとか最高だった……。
まじお: うう、泣ける……。みるきー的には泣いて欲しくないだろうけど。
ガリ: こないだ宇野常寛氏もテレビで言ってたんだけど、私は今回の上位陣のスピーチにはあまり感心してないんですよ。全体的になんかみんな紋切り型だなと思って。でもみるきーは良かった。
まじお: 確かに超紋切り型だったね。個人的にはぱるると生駒もめっちゃ良かった。
ガリ: 私もそのふたりのスピーチ好きだった。響くスピーチって、結局サービス精神とその人らしさだと思うんですよ。真面目なことだけ語ってもしょうがない。
まじお: 「昔入った時はこんな気持ちでした、そのあとこんな辛いことがありました、でも今ここに立てて嬉しいです、今後はもっと成長します」じゃだめだよね。プレゼンがヘタ
ガリ: 総選挙のスピーチって感謝の言葉という以上に、今後のスローガンでもあるわけですよ。自分に興味のない人を引き付ける力を持っている。まゆゆは2012年の「5位という順位はただの数字に過ぎない。私は私の信じた道を行くので、みなさんも私を信じてください」が最高だったから……。
まじお: 超カッコイイ……しびれる。
ガリ: ニュースの見出しにならないスピーチに、あの場でのスピーチとしての意味はほとんどない。あとでブログに書け!と思ってしまう。

HKTとNMBの明暗を
分けたのは「孫力」?

ガリ:そんななか、スピーチがいちばんよかったのは11位の宮脇咲良。「私のライバルはさっしーです」は素晴らしかった。しかも「おばあちゃんありがとう」って、年金層の心まで持って行ったわ……。
まじお: 「私は月で、ファンの皆さんが太陽です」っていうのも良かったよね。作文コンクールとか上位入賞しそうなセンスの良さ。
ガリ:それにしても、咲良たんの特進クラス生っぷりといったら。涼しい顔で、早慶で当然、東大でやっと合格点というレベルのクラスにいる。全グループ見ても、あんな若手ほかにいませんよ。
まじお: 16歳で選抜入りって本当に稀有だよね。
ガリ: それなのに、グループのセンターになったこともない。あの子の立ち位置というか、ストーリーは非常に面白い。さらに不思議なのは、誰がさくらに投票しているのかがわからないこと。初登場時から高い順位と票数だから、ずっと良質なオタがついている。でも目立たない。
まじお: っていうかHKT全体に良質なオタがついてるけど目立たない感じがすごい。はるっぴ(兒玉遥)も誰がそんなに応援してるのかさっぱり分からない。
ガリ: おっさん~おじいさんなのか!?
まじお: うーん、2chのスレとかは普通にあるけどね。ファンの自己主張感が薄い感じがある。子供を見守る親みたいなファンが多い印象。ちなみにはるっぴのスピーチもめっちゃ良かったよ、好き過ぎて目が曇ってるかもしれないけど。
ガリ: はるっぴ可愛かった! しかも大人の可愛さをぐんぐん身につけている。
まじお: はるっぴは前に「篠田麻里子にちゅぶす発言」をして以来、愚直に先輩たちをちゅぶすためのマシーンと化すことを己に定めて、何故か目標を異常に高く設定している。そのため、速報の時も10位という身に余る順位に付けておきながら「安心しました」とか訳の分からない事を言ってしまったけど、結果21位になって、これくらいの順位では喜んではいけないと思いつつ、喜びがマジで爆発してしまって可愛かった。
ガリ: 性格いいのが伝わり過ぎるな! 私も前からはるっぴ好きだったけど、この1年はほんとに頑張っていたと思う。ぐぐたすをこまめに更新して福岡の名所を紹介したりとか、とにかくアイドルとして努力が見えた。
まじお: 目標が高すぎるあまり発言が生意気になりがちだから嫌われることもあるけど、基本的には超育ちも性格も良い。
ガリ: あのフレッシュさといったら。全グループの若手で今一番輝いているのは、はるっぴと咲良たんだと思うんだけど、そのふたりが現在センターじゃないというのが、HKTのすごさであり面白さだと思う。逆にNMBはファンが若すぎるのが選挙に弱い一因だと思っている。
まじお: NMBはまた弱かったね~。さや姉はあがったけど、みるきーと山田菜々という二番手三番手は順位落としてるからね。投票している層が限られてて、そのメンツたちが頑張って振り分けている感じ。
ガリ: みるきーが順位落とすのは予想できたけど、山田菜々も落としてるのが痛い。すごい箱推しのファンがいる!っていう感じでもないしね。さや姉も思ったほどには伸びなかったしな……。まあでも、CDが売れてないわけでもないし、選挙だけこんなに弱いっていうのは、それがNMBファンの民意なんだよね。選挙なんて馬鹿らしいって思うのも、それはそれで正しい。
まじお: 露出の割には超票が入るという、心中型SKEファンとは対称的。一方、HKTの票の伸ばし方と言ったら。あしながおじさんありがとうって思ったね。
ガリ: HKTメンバーに共通する、育ちのよさ頭のよさってあるよね。みんないいとこのお嬢さんっぽい。土地柄なのか? ちゃんと可愛い可愛いって言われて、中流~上流家庭で育てられた感じ。
まじお: みんな親に大事に大事に育てられた感がすごいので、全員娘にしたくなる。他のグループのメンバーってあんまり娘にしたいとか思わないけど。
ガリ: 娘を通り越して孫レベルである。孫系アイドルというのは、実は、嵐にも共通しますね。時代は年金狙いですよ。NMBの弱さは、そこにもあると思う。
まじお: うん、娘感もないし、全体的に半端なグラビアアイドル臭がしちゃってるというか……。
ガリ: ゆきりんもなんか孫感あるし、九州という土地のイメージが一役買っているのかもしれないね。

バラエティで活躍しても
票数に反映されない問題

まじお: ところで私、田野(優花)ちゃんが順位落としたことにメチャクチャ怒ってるんですよ。
ガリ: 「バラエティで活躍しても票数に反映されない問題」ですね。
まじお: 田野ちゃんは今年本当に本当に成長した。AKB内の伸び率で言ったら超上位。なのに票が入らない。AKBINGO内でいくら頑張っても評価されない。
ガリ: 島田晴香や岩田華怜もそうだよね。
まじお: 大場美奈、市川美織、小笠原茉由もそう。現在のAKBで核となるのはテレビで活躍できるバラエティ班で、彼女たちが頑張るからAKBがあるのに、全然評価されないのは本当に辛い。逆に、バラエティに出ても全然使えずに後ろでニコニコして、面白いこと一つも言えない子が評価されるのは許しがたい。バラエティ適性を付けないと芸能界で生き残っていけない、でもつけるとAKB内で評価されない、軽視されすぎてる!
ガリ: バラエティ選抜とかやればいいのにな。ちなみに、バラエティで置物化してるさや姉はいいの?
まじお: さや姉は超頑張ってるから違う……ただ絶望的に才能がなくて泣ける。
ガリ: 正直、バラエティで一番活躍した川栄も、襲撃事件がなければ選抜入りはしなかったと思う。あの事件は決して許されるものではないし、私自身怒り狂ってるけど、こうして16位にすべりこんだのを見て、川栄はいろんな意味で引きが強いな思った。
まじお: うん、スピーチで言った「これは神様の与えた試練」っていい方はかなり良くなかったけど。
ガリ: 良くない! あんなふうに思う必要はない。
まじお: でも本人はそう思わないと立ち直れないんだろうな。でもみんなの前で言っちゃだめだよね。
ガリ: 川栄=おバカキャラのイメージだけど、あの子の魅力の真髄はそこじゃなくて、サービス精神だと思うんですよ。あと反射神経。だから別に、バカだから図太いとかじゃない。
まじお: うん、川栄図太くないよね。才能はあるけど、メンタル自体は普通。図太くないから、あんな事件にあっても「見返してやる!」とかじゃなくて、大きな運命というもっと別の物に精神的に置き換えたんだろうなあと思った。
ガリ: わざと明るく振舞っていたのが、いじらしくて泣けるんだけど。だから悲しいかな、バラエティ班はあれくらいのことがないと、「可愛い」とか「票を入れたい」とか思ってもらえないんだなって……。
まじお: 一方、HKTは可愛さを保ちつつ、バラエティ面でも成功しているから偉い。やっぱり博多はニューモデル。グループ全体がバラエティに転んだのも良かったよね。AKBは全員がバラエティ志向じゃないから、バラエティやる子がいると悪目立ちするけど、HKTは指原様のお陰で全員バラエティ路線。
ガリ: 若いからグラビアでガンガン露出できない→バラエティならOK! というのが功を奏したのかも。あと正直、2012年に菅本裕子を含めた5名が抜けたのは大きかったと思っている。
まじお: ゆうこすは抜けてよかった。元々浮いていた感じもあるし。まあそもそもは運営側の採用ミスな気がするので、彼女は彼女で可哀想なんだけど……。
ガリ: そこでちょっと心配なのが、デート報道があった村重杏奈。
まじお: うん、今回の事は青春の1ページっぽい可愛い感じだと思うし、別にそこまでダメージ大きくないと思うけど、村重は本来的には、オタクを馬鹿にするようなリア充層にいる人間だと思うんだよね。彼女自身はいい子だし、実際にオタクを馬鹿にするとは思わないけど。だから、そこを見抜かれて人気が落ちたりすることも心配だし、あと根本的にリア充チャラいから、普通にイケメンと付き合っちゃいそうで怖い。今回くらいのでやめておいて欲しい。
ガリ: こじはるくらいになれば、どんだけ遊んでも怒られないから……。ただ村重は、バラエティの知名度の割に人気がついてこなかったっていうジレンマも?あるかなとも思うけど。
まじお: HKTはバラエティがいけると言っても、やっぱりバラエティに特化しすぎた旧HKTの谷・中西、そして村重あたりは微妙だからね。村重はプラスで顔が可愛かったからランクインした感じもあるし。
ガリ: 序列がわかりやすいAKBにいると、バラエティ班や個性派系はつらいかもしれないけど、長い目で見たら報われるから、自分を信じて頑張れと言いたい。出馬5回目にして、71位で初ランクインした田名部生来を見てくださいよ!
まじお: 田名部ランクインはびっくりした。っていうか、小林香菜とか中田ちさととか田名部とか、年に一人干されをランクインさせる機関とかあるのかって思ったわ(笑)。
ガリ: いや、田名部はじわじわ人気が定着してる感があった。居酒屋でビール飲んでる選挙ポスターも最高。私がもしも仕事で飲み屋企画の記事を作るなら、ナビゲーターで絶対田名部を指名するもん。
まじお: 干されだけど頑張ってる人と言えば、内田眞由美が最近イケてる。もう一回チャンスが回ってきてる感じがある。

「想定外の異分子」指原の
戦いはまだ終わらない

ガリ: やっぱり、100人中9割が女優と歌手を目指しているところでは、並大抵の努力では上にあがれない。まゆゆなんて、5年間ずっと5位以下になったことなくて、「正統派」「王道」って言われ続けてて、それでも血反吐はいてようやく1位なんだぞ。あそこまでできなければ1位にはなれない……。
まじお: プラス、巡りあわせや運まで必要。
ガリ: 構造的問題もある。3期のエースとしてずっと高い人気を誇って、期待され続けてきたまゆゆが、1期と2期がほぼ卒業して、やっと1位になれた。これが普通の流れ。そんななか、唯一、指原だけが、5期なのにごぼう抜きで1位になったという事実。指原だけが想定外の異分子。
まじお: 一回誰かがトップを取ったら、しばらくはトップだから、その間の層ががんがんに年取るし、埋もれるんだよね。
ガリ: だから次に変則的に1位が出るとしたら、10期以降とかで、ひとり天才が出てくるかも。それを待つしかない。
まじお: うん。でも今のAKB本店に天才はいないと思ってるので、多分宮脇咲良だと思ってる。
ガリ: 咲良と生駒ちゃんに超期待している! あのくらい「異質感」がないと、ジャンプアップはできない。咲良たん、次は神7も夢ではない。
まじお: というか、次彼女を神7にして既存のルールをぶち壊さないと、AKBグループがもたない。正直、咲良と生駒の肩に、次のAKBグループ全体の運命が委ねられていると思う。16歳の咲良たんが背負うにはあまりにも重いけど……。
ガリ: ちなみに、HKTのめる(田島芽瑠)が上位にこなかった理由をどう考えてる?
まじお: うーん、これは、ちょっとめるの魅力が一時的に落ちてると思う。てんとうむchuの中にいても、なんか前みたいな可愛さとかキラキラ感が目立たない。
ガリ: あと単純に年齢や地方在住のハンデもあるのかなと思っている。こないだの大組閣で、主要メンバーで兼任がなかったのは、めるくらいだよね。あれは、HKTのセンターは、大事に内部で育てるっていうメッセージを感じたけど。
まじお: まあでも、あんまり心配はしてないんだけどね。まだ14歳だから、一時期落ち込むこともあるかなと。まゆゆも一瞬ルックスレベルが落ちた事もあったし。顔立ちが大人になればなるほど、従来の方向性でいけなくなるので、落ちたようにみえる。
ガリ: そこで、ロリ売りから一気に美人にスライドしている咲良のすごさが際立つ。今回はとにかく、咲良と生駒! 生駒のプレーリードックのような可愛さやばかった。
まじお: 完全に動物。非常に優れたプレーリードッグ。名前を呼ばれた瞬間の「何言ってんだこいつ」的な真顔が、プレーリードッグが穴から出てきた時の真顔に似てる。
ガリ: 生駒はあんなに動物ぽいのに、ブログの文章がちゃんとしているのも胸を打つ。「生駒語」ではあるけど、頭がいいのがわかる。
まじお: 感情が伝わってくる文章は良いよね。咲良たんほどテクニカルではないけど。スピーチも良かった……。あまりにも慌てて「私のこと知ってますか!?」って。一言質問していいですかって、七万人にどうやって一言聞くんだよ! 可愛い!
ガリ: 来年の総選挙では、もっと乃木坂メンバーが増えるのかどうかはわからないけど、たとえばまいやん(白石麻衣)だったら、乃木坂オタの票は入っても、AKBオタの票は少ない気がするんだよね。その点、AKBと乃木坂の架け橋になれるのは生駒ならではと思う。
まじお: 生駒の昭和アイドルっぽさは、おっさんも魅了すると信じてる。
ガリ: あの、垢抜けきらない田舎感も大事。生駒ちゃんの東北感は、HKTの九州感に匹敵する。ちなみにHKTだと、森保まどかの台頭もすごかったね。
まじお: 森保はダントツおすすめ。篠田麻里子っぽくて、孤高。凄くストイックで男にも興味がなさそうな感じも良い。なおかつキャラ指導が多分指原さんからしっかり入ってるので、発言もキャラ立ちできてるし、完全に後釜を狙えるのは彼女しかいない。ストイックだからこそ、「バラエティだるい」みたいな感じもないし、結構ユーモアもあるし、あんな孤高なのにメンバーとも仲良くやってる。
ガリ: 麻里子さまも博多の女だしな……。
まじお: 森保に比べると、同じHKT内でビジュアル担当の一端を担う松岡菜摘はキャラ立ちの面で出遅れた感がある。でも今年の総選挙でめっちゃ仕上げてきて美人だったから、来年の伸びしろを感じた。あと、博多のお嬢様を代表するキャラとしては、穴井千尋かな。ロリ顔だけどしっかり女子大生っぽくて、まさに娘にしたいメンバー、ナンバーワン。
ガリ: こうしてHKTメンバーを次々にランクインさせた、指原の手腕どんだけって話ですよ。1年前の総選挙についての対談で、「指原は48グループのために、一時的に魔王になった。来年倒されるのを待ちながら、ピエロとして振舞っている」と我々は語っていて、実際に倒されてしまったわけだけど、配下のHKTメンバーが大きく育っているので、今回の2位は単純な敗北では全然ないと思う。
まじお: 勇者の平穏が続くなんて、ゲームとして面白くないしね。また魔王が復権してこそのゲームだから、大丈夫! きっと復権できる。
ガリ: そう思う。世界は指原を待っている。
まじお: 私も待ってる!

過去のAKB対談はこちら
第1回 2013年のAKB48をうらなう勝手に対談!~やすすの異常な愛情~
第2回 AKB対談②~第5回選抜総選挙を振り返って~
第3回 前半 AKB対談③ 2014年のAKBをうらなう~君の名は希望~〈前編〉
第3回 後半 AKB対談③ 2014年のAKBをうらなう~君の名は希望~〈後編〉
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