【Travel】アメリカ・ニューオーリンズで「Sonder」に泊まってみた

こんにちは、ガーリエンヌです。

9月に夫婦で、アメリカ南部を旅行してきました。
2番目の目的地・ニューオーリンズではアメリカ駐在中の友人夫婦と合流。せっかくなので同じ宿に泊まることにしました。

最初はホテルやAirBnBで4人泊まれるところを探していたのですが、「Sonder」という新しい宿泊サービスを発見し、試してみることに。
とても素晴らしい経験だったので、詳細をお伝えします!

我々が泊まった部屋のリビング。ヴィンテージ風のシックなインテリアが特徴

アメリカの新しい宿泊サービス「Sonder」。予約方法や設備は?

Sonderは2014年から始まったサービス。キッチンや洗濯機などの設備がある、旅行者向けのサービスアパートメントです。
民泊との大きな違いは、Sonderという会社が一括して物件を所有・管理しており、インテリアや備品がコーディネートされていること。逆にホテルとの大きな違いは、フロントやコンシェルジュが常駐しておらず、チェックイン・チェックアウトを無人で行うこと。

今では、ニューオーリンズをはじめ、ニューヨーク、サンフランシスコ、シカゴ、マイアミ、ボストン、トロントなどの北米や、ロンドン、ローマなどヨーロッパ、計11都市で展開しています。さらにニューオーリンズだけでも150部屋以上ありました。

我々が泊まった「Vintage 2BR in Arts/Warehouse District」は、主要観光地であるフレンチクォーターから歩いて10分程度。
近年開発が進んでいるおしゃれなエリアで、近くにはAce Hotelも。またルイジアナ州のローカル高級スーパー・Rousesも歩いてすぐで、非常に便利な立地でした。

●2組で泊まってもプライバシーが保たれる
まず惹かれたのは、2bed/2bathroomの部屋が豊富なこと。2夫婦で泊まっても、寝室とトイレ&浴室を別々に使えると、プラバシーが守られてかなり助かりました。

●インテリアがおしゃれ
そしてインテリアがとにかくおしゃれ! 公式サイトから選ぶ際、ヴィンテージ風からモダンまでいろんなインテリアの部屋があって、楽しく悩みました。

我々夫婦が使ったシックなベッドルーム。ベッドは2人で寝ても十分な広さです。サイドの小机は、なにげに天板を引き出して使える構造で使い勝手よし。
広いウォークインクローゼットつき。アイロンも常備されています。

友人夫婦が使ったほうのベッドルーム。同じ部屋でもインテリアがまったく違って選ぶ楽しみがあります。

●使い勝手のいいキッチン&リビング

sonder.comより転載

部屋にはキッチンとリビングがあり、自宅のようにくつろぐことができるのも、ホテルとの大きな違い。テーブルで朝食をとったり、ソファでお酒を飲んでくつろいだりと、ゆったり過ごすことができました。

包丁やフライパンなど一通りのキッチンツールがあり、料理も気軽にできます。お皿、グラスも揃っています。

塩、砂糖、オリーブオイルといった基本的な調味料以外に、電気ポットやコーヒーメーカーも完備。ティーバッグはNY発の高級ブランド、Harney&Sonsのもの。「Japanese Sencha」があるのも嬉しい!

アメリカはどうしても外食費が高くなるので、キッチンで朝食や夜食を調理できるのはコスパ的にも助かりました。
料理するほどでなくても、電子レンジや冷蔵庫があると、なにかと役に立ちます。

●汚れ物を洗濯できる

sonder.comより転載

9月のアメリカ南部はまだまだ暑く、けっこう汗をかきました。そんなとき部屋で洗濯できたのはかなり助かりました!
アメリカの洗濯機は、洗濯機と乾燥機がセットになっているので、ベランダに干さなくても問題なし。洗剤は日本から1回用のミニパックを持っていきました。
帰国前日にも洗濯。旅行中の汚れ物を最大限なくすことで、「疲れて旅行から帰ってきて、たくさん洗濯しないといけない」という手間を省けたのもよかったです。

●お手頃なお値段
気になるお値段ですが、我々の部屋は3泊して約5万5000円でした。2組で泊まったので、1組1泊9000円程度。ニューオーリンズのホテル代の相場から考えると、広さ・設備・立地でこの価格はかなりお値打ちだったと思います。
値段は曜日や状況によって変動するよう。土曜日はお高めでした。

私たちは頼みませんでしたが、連絡すればタオルの変更などもすぐしてくれるそう。お風呂はシャンプー、トリートメント、石けん、ボディクリームの基本アメニティーがそろっていました。

またセキュリティーですが、建物の入り口と、部屋の入り口、2回暗証番号を入力する形式。
暗証番号は定期的に変更されるようで、滞在中も建物の入り口は一度変更されました。
変更内容はショートメッセージで届きます。問い合わせは24時間対応しているようです。

●返金が遅かった
ここまで褒めちぎってきましたが、気になった点がひとつ。それは、返金が遅かったこと。
当初booking.comで予約したのですが、日程変更があり、一度キャンセルしてSonder公式サイトから予約し直したという経緯があります。

booking.comはキャンセル無料期間内に手続きしたので安心…と思いきや、1か月たっても返金されない!
不安になってSonder公式サイトから問い合わせたところ、「ごめんごめん! すぐに手続きします」と返事が…。このあたりは日本の感覚で待っているだけではダメなときもあるかもしれません。返事がきてから10日以内にはちゃんと返金されました。

返金されるまで不安はありましたが、諸々の問い合わせに返事をくれるスピードが速いのはよかったです。

都市ごとの「Sonder」のインテリアを見比べるのも楽しい

11都市で展開しているSonder。どの部屋も洗練されたインテリアですが、都市ごとに特徴があるのも面白い。

sonder.comより転載

モノトーンがシックなニューヨーク。

sonder.comより転載

陽光溢れるリビング。マイアミ。

sonder.comより転載

スカル小物が効いているロンドンの部屋。

2人用、さらには6人用の部屋もあるSonder。建物によっては、プールやジムが使えるところも。
ファミリーや複数のカップルで旅行する際、宿の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。そして日本にも進出してほしい!(@girliennes)