【Life】金継ぎワークショップを体験をしてきました<東京 Maker’s Base>

こんにちは、ガーリエンヌです。

かねてより「大人になると、とくに女性は健康、園芸、食器の話題が増えがち」説を唱えていましたが、自分自身も30歳を過ぎた頃から、そのセオリーを体現するようになりました。
なかでも“食器沼”にはすっかりハマってしまい、かつて洋服やコスメに向けていた情熱を、皿にぶつける日々を送っています。

しかし、食器のデメリットは(割れるからこそ美しいという観点もありますが)、割れること。
100円ショップで間に合わせで買った食器はしぶとく残っているのに、奮発した皿こそうっかり割ってしまう…なんて事態もしばしば起こります。

先日私は、旅先で買ったばかりの皿を、帰り道に滑って転んで、見事に割ってしまいました(写真右)。

ずっとお刺身や中華のメイン料理をのせるお皿を探していて、これだ!と思って買った矢先の悲劇。
値段はそれほど高かったわけではありませんでしたが、一度も使わないまま捨ててしまうなんて、あまりにも悲しい…。
傷心のなかホテルで解決策を考えていたとき、たどり着いたのが「金継ぎしてみよう」という結論でした。

出典:https://makers-base.com

金継ぎとは、陶磁器のカケやワレといった傷を、漆を用いて修復し、金属粉で装飾して仕上げる、日本の伝統的な技法のこと。
天然の漆はかぶれてしまったり時間がかかりすぎたりしますが、最近、代替のエポキシ接着剤を使った手軽な金継ぎができるようになったことで、トレンドに。また、東日本大震災も、金継ぎが注目されるようになった一因と言われます。

ざっと検索しただけでも、1日体験やワークショップが結構みつかりました。
Googleもいいですが、Twitter、Facebook、Instagramで検索すると、よりお近くの金継ぎ教室が見つかりやすいかと思います。
私は速攻でやりたかったので、毎週開催している、都立大学の「Maker’s Base」のワークショップに申し込んでみました。
金継ぎしたい食器を持ち込んで作業ができます。1回4500円+税でした。
ここではその模様をレポートしたいと思います。件の割れた平皿と、もともと家にあった、一部が欠けた鉢を持っていきました。

Maker’s Baseでは、1回のクラスは4人が上限。
私の回は私ひとりでしたが、友達同士や会社のイベントで参加される方も多いそう。
材料はすべてそろっているので、お皿を持っていくだけですぐ始められます。

まず割れた平皿のほうは、専用の接着剤を混ぜて、割れた面に塗り、接着します。

塗って5分くらいすると硬化し始めるので、それまでは持って押さえておく必要があります。これ意外と大変!手がプルプルしつつ耐えていると、写真のように手を離しても大丈夫な状態に。

ちゃんと合わせていたつもりでしたが、持っている間に少しずれたようで、上部はきれいにくっついたのですが、下部はほんの少し凸凹が生じてしまいました。不具合があるほどではありませんが、やり直しできないので、大きい皿の方はとくに注意が必要です。

接着剤が固まったあと、余分な部分をアートナイフで削り取ります。
写真はないですが、ここが一番集中力を要しました。慣れてくると、するする~と剥がせて気持ちがよかった!

一方、欠けた鉢は、パテでカケを埋めていきます。

ねりけしのようなパテを指先で練って、ちょうどいい形にし、欠けた部分に埋め込みます。


こちらもしばらくすると固まるので、余計な部分を紙やすりで削り、平らにします。
この鉢は、カケた部分からヒビも入っていたので、それも金継ぎで補強することにしました。


いよいよ金をのせていきます。ここでは高価な金粉の代わりに、真鍮粉(エポキシ接着剤と混ぜたもの)を使いました。真鍮とはいえ、色はちゃんと金色です。ちなみに銀粉を使う金継ぎもあるそう。

つまようじに真鍮粉をとり、割れた線をなぞるように引いていきます。
「細くしたがる人もいらっしゃいますが、太くてもそういうデザインに見えますよ」という先生のアドバイスのもと、不器用な手を動かしてなんとか作業。かすれたり線が太くなりすぎたりしても、乾く前であれば綿棒で取り除くことができます。
お皿の裏面も忘れずに作業します。

そして30分ほど乾かし、完成したのがこちら!

ワレやカケが見事にふさがりました。


平皿のアップ。線はぎこちないですが、完成してみたら意外とそこまで気になりません。


鉢のアップ。もともとそういうデザインだったかのように金が映えています。
先生も「かなり上手にできましたね!」と褒めてくださって嬉しかった! 白や黒の食器は金継ぎに向いているそうです。

金継ぎした皿は、1~2日おいたら普通に使えるそう。食洗機や電子レンジはNGです。

結論として、金継ぎは意外と簡単だったし、集中して作業するのも楽しいし、なによりお気に入りの皿を新しい形で甦らせれるのが素晴らしいなと思いました!

そういえば私は、義理の母に「ガリ子さんって何色が好きなの?」と訊かれた際、「金色です」と答えて呆気にとられたことがある(赤とか青とかを想定していたそう)ような女なので、好きな食器に金が加わって、気に入らないわけがないのであった。

最近では、初心者向けの本やキットも売られていますし、お皿を愛する方、ぜひ金継ぎを検討してみてはいかがでしょうか。
(@girliennes)

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。