【Fashion】マイ・ヴィンテージになる服を探して

こんにちは、Chiaです。残暑も和らぎ、涼しさが訪れた今日この頃ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。この時期には「ファッションが楽しい」という声をよく聞きますが、私も衣替えと断捨離を終えて、コーディネートについてあれこれ思案する今がとても楽しいです。2017年の春夏コレクションをチェックするのも、また一興。ファッションという芸術は、やはり秋にぴったりだと思わされます。
introduction
衣替えと断捨離を終えたと書きましたが、今回の本題はまさしく「ワードローブにどの洋服を残したのか」について。もともとアパレルに勤務していたこともあり、購入した洋服の総計を考えると気が遠くなりますが、30代に入り、自然と数が減っていきました。というよりも、減らしていかざるをえませんでした。クローゼットの収納には限りがありますし、経年劣化で着られなくなった服もあります。しかし、そういった理由以外で見限られる洋服の多いことに、私を含めて、心を痛める方が多いのではないでしょうか。流行でない、似合わない、着る機会がないといった理由です。色んな言い換えが可能ですが、おそらく、その洋服たちが必要でない理由は「ときめかない」の一言に尽きます。

雑誌などをみると、洋服を処分する時には「◯年以上着ていなかったら」「◯着以上になったら」といった細かいルールを設けている場合もあります。私の場合は、もっと大雑把に「その服に対して、前向きな気持ちを持てなくなったら」と考えています。「なんとなく似合わないな」「どうして買ったんだろう」「流行が過ぎて、着たくない」などの気持ちは、すべて後ろ向きです。その洋服を見るたびに、そんな考えが頭に浮かぶのでは、もはや所有する理由が見当たりません。逆に、「自分に似合う気がする」「本当に買ってよかった」「流行は過ぎたけど、まだ着たい」と思える洋服を残していくことは、年月が経つにつれて自分らしいクローゼットが出来上がるようで嬉しいものです。

前置きが長くなりましたが、ここでマイ・ヴィンテージとも呼べるいくつかのアイテムを紹介したいと思います。めまぐるしく変化する流行にも、自分の気まぐれにも動じないタフな洋服です。どれも5~10年ほど以前に買ったものなので、ヴィンテージというにはかなり新しいのですが、今後もクローゼットに残るであろう期待をこめて、そう呼びたいと思います。ファストファッションが台頭する現在の状況から考えると、よくぞ生き残ってくれたなあと感慨もひとしおです。

・J&M Davidsonのコートjmdavidson
今回紹介する中でも一番の古株です。毎年大事に着てクリーニングに出す、を繰り返して約10年になりました。
Aライン+オフホワイトのコートなので、ともすれば幼い印象になってしまいがちですが、襟や身ごろの切り替え、ポケットの形などが一風変わっていて、どこか未来的な雰囲気があるのが気に入っています。細身のパンツとよく合わせています。仕立ての良いコートは長く使えるということを教えてくれた一着でもあります。

・boy. by band of outsidersのジャケットbandofoutsiders
メランジグレーもツイードも好きなので、見るたびに嬉しくなるジャケットです。テーラード技術とトムボーイなスタイルが得意な、band of outsidersらしい一着だと思います。ちょっと大きめのブレザーを羽織るという着こなしがしたくて、普段よりワンサイズ大き目を買いました。今年はロングワンピースと合わせたい。
ちなみにデザイナーのスコット・スタンベルグは、ハリウッドの映画業界出身という異色の経歴の持ち主。映画『her』にも衣装提供をしていました。しばらくブランドを休止していましたが、2017SSコレクションにて再始動し、今後の動向にも注目しています。

・エリン フェザーストンのブラウスelin
ブラウスはとても繊細なアイテムだと思いますが、こちらは表地と裏地がシルク100%なので、特に扱いに気をつけています。
透け感のある袖が特徴ですが、身ごろはなんの飾りもなく、合わせるボトムスによって印象が変わります。どことなく70sのような、ボヘミアンな雰囲気があるのが気に入っています。
今年でしたら、ワイドパンツやサロペットと合わせるのが良さそうです。

falierosarti・ファリエロ・サルティのマフラー
わかりづらいのですが、ブロックチェックにレースがかかったような柄です。
柄物のマフラーは合わせるのが難しかったり、飽きてしまいがちですが、こちらはどの洋服にも馴染みが良く、重宝しています。
一見地味なのですが、切りっぱなしの端も小技が効いていて、気に入っているポイントです。

・オープニングセレモニー×ロダルテのスカートopningceremony
不思議なスカートだと思って、気になって購入してから早数年。紹介したアイテムの中では異色ですが、着る機会があまりなく、正直に言うと持て余していた一着です。でも、好きなので処分できなかったのです。
そして2016年秋冬。シワ加工、光沢、ダスティピンクの色合い、プリーツと今年らしい要素が多いので、ざっくりしたニットとタイツに合わせてたくさん着たいと思います。欲をいえば、もう少し長めの丈だったら良かったのですが。

・No.6のワンピースno6
花柄のワンピースにはいくつになっても惹かれますが、残念ながら似合わなくなったために手放したものも多いです。こちらは6年前に購入したのですが、その時はラップ型にベルトがついたデザインを大人っぽいと思っていました。今となっては、デザインがしっくりくるようになって良かったなと思います。
デッドストックの生地を使っているとのことで、レトロな雰囲気をそのままに、トレンチコートに合わせることが多いです。柄物は気に入ったものがなかなか見つからないので、なおさら愛着がわきます。

こうしてみると、実用性の高い洋服は摩耗しやすいので、着る機会が限られるお出かけ着が残った印象があります。また、買った時点で流行っていたとは思えないデザインが多いのも、面白いなと思います。不思議なもので、買った当時にはわからなかった自分の好みがはっきりすることもあります。(ちなみに私はデザインでいうと、ほどよくトラディショナルなものが好きです。)
「これから何を着たいのだろう」と手持ちの洋服と向き合うことで、過去と現在と未来の自分の姿を描く作業は、感傷的なものであると同時に、前向きなものだと信じています。そして、これからどのような洋服が自分に寄り添ってくれるのかが楽しみです。ビル・カニンガムが言うように、今日も私たちは洋服とともに、日々を生き抜いていくのですから。(”Fashion is the armor tosurvive the reality of everyday life.” -Bill Cunningham New York)
(Chia@skintmint)

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