【Movie】祈・公開!気になる女子ファッション映画5選


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こんばんは、@vertigonoteです。涼しくなってくる秋は、重ね着の楽しみも始まって、ファッションや色彩に惹かれる季節。というわけで、今日は現在私が気になっているファッションが楽しめそうな女子映画5作をご案内いたしましょう。

■Bang Bang Baby

のっけから不思議な映画を。なんだなんだこのおかしなSFミュージカルは!と予告を見てびっくりしたのがこの作品でした。1960年代、歌手になることを夢見る小さな町のティーンエイジャーの女の子。憧れのロックスターが街にやってきて恋に落ちたとき、彼女のその夢が叶いかけるのだけど、その頃近所の科学施設から謎の薬物が漏れ出して、突然変異がはじまって夢が悪夢に変わっていく……ドラッギーなネオンのように青い月と紫の雲、人工甘味料と香料たっぷりな恋と破滅の妄想、世界の終わりインサイド私!まるで女の子版『ドニー・ダーコ』ミュージカル!

物語や撮影や音楽にももちろん注目なのですが、60年代の嘘みたいな色彩がそのまま悪夢的で素敵。ヒロインのお洋服もレーシーな半袖ブラウスや丸襟つきノースリーブにあっさりしたカッティングのVネックと色々な白いトップスバリエーションに注目しておきたい。ヒロイン役のジェーン・レヴィはあの時代のティーンらしいリボンで高い位置にまとめた髪やクラシックなメイクが映えるクラシカルな顔立ちで、こういう映画ファッションが良く似合ってる。ジャスティン・チャットウィン(『ドラゴンボール:エボリューション』の彼ですよ)の昔のアイドル風味も悪くなさそうです。Bang-Bang-Baby

 

■God Help the Girl

ベル&セバスチャンのスチュアート・マードック監督作(元になっているのは2009年の彼の同名タイトルのアルバム)ということでも注目されているGod Help the Girl。これはもうある種の女の子男の子にはマストなのは間違いない案件ですね。「これは、規模も人口もグラスゴーと同じくらいの都市に住んでいる、ある男の子とある女の子、そしてもう1人の女の子に起きた話なんだ。もしかすると、この映画では必要以上に、運河が汚れていて、高層ビルももっと高くて、通りもより寂しかったかもしれない。あと、クラブはこの辺りにあるものよりも、もっとお客さんが入っていたかもしれない。でも全体として、今作の街はグラスゴーなんだ」というマードックのコメントからして、わくわくしてきます。

エミリー・ブラウニング演じるヒロインのイヴは、拒食症で入院してる音楽好きの女の子。病院を飛び出して行ったライヴ会場で助けてくれた男の子(注目のオリー・アレクサンダー)と、彼が音楽を教えているもうひとりの女の子キャシーと出会い、バンドを結成して……という話。もうこれはくだくだ説明するよりもスチール見ていただいたほうがどんな世界の映画かわかるでしょう。パーツのすべてがちんまりしていて不安げな小動物のようなエミリー・ブラウニングの「ガール」感あふれる歌声はもちろん、カラフルなお洋服がソー・ラヴリー!

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■Miss Meadows

ちょっと堅苦しいほどに礼儀正しく、真面目で、とても優しく、面倒見がいいメドウス先生。可愛らしい外見の先生は、実はもうひとつの顔があった。彼女はどんな手段を用いても、社会にはびこる悪、間違ったことを正したい人だったのです。そう、暴力を使っても。町の保安官と恋に落ちたら、道徳心が吹っ飛んでしまってさあ大変。人が死んでいくことに……という近年流行りのヴィジランテもの+『シリアル・ママ』のアナザーバージョンみたいな話なのですが、予告の印象からすると「コメディ」にしていないところが特に気になるポイント。割とシリアスに展開するのでしょうか。

しかしながら物語より何より私が見惚れてしまったのは、ちょっともっさりしたケイティ・ホームズの淀みかかった清廉と50年代風少女ファッションの先生というキャラクターの絶妙な親和性でした。いつも手袋をしているのも、白いソックスにストラップシューズなのも、ベルト付きのワンピースとても似合っていて、かわいい。だからこそ、何か妙な迫力があるのです。銃を持っているからという理由ではなく。

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■BELLE

コスチューム劇にもこんな注目作があります。英国海軍士官と黒人奴隷女性の間に生まれたダイドは、叔父マンスフィールド伯爵のもとに引き取られ、当時としては珍しく家族の一員として育てられてきたのですが、やがて大人になった彼女は一層自身の置かれた状態の複雑さを知ることに。しかしやがて聡明な彼女の存在は王座裁判所の最高判事を務めていた叔父の奴隷制度廃止判決に影響を及ぼしていく……予告での小さなダイドがともに(姉妹のように親しく、けれど、決して「同じ身分」に扱われることはなく)育てられたエリザベスと一緒に木のもとに走り寄り、駆け出てくると大人(ググ・バサ=ローとサラ・ガドン)になっている、という光にあふれたシーンがとても美しい。

ダイド(1761-1804)の物語を撮りあげたのは女性監督、アマ・アサンテと女性脚本家、マイサン・サーゲイ。先に見たお友達から「素晴らしい女子映画」というお墨付きも出ていて、とても楽しみです。作品としても題材としてももちろん、ダイドやエリザベスの18世紀風の淡く豊かなコーラルやブルーグレーのドレスの色味、真珠の首飾りやイヤリング、デコルテの美しさにもほれぼれしてしまいそう。

Gugu Mbatha-Raw Sarah Gadon

 

 

■Advanced Style

最後にご紹介するのはこちら。皆さんはこのサイトをご存知でしょうか?

http://advancedstyle.blogspot.jp/

なんだか全員魔法が使えそうな迫力のニューヨークの高齢ファッショニスタたちの写真を集めたこのサイト、そして日本でも発売されている写真集は大きな話題になりました。ドキュメンタリー映画としてそのこれまでの総決算になっているのがこの映画。制作費はKickstarterで呼びかけ、予定より多くの額を集めたことからも注目が集まりました。

女性が年を重ねること、美しさについての「かくあるべき姿」をふっとばし、年齢を重ねるともにくるのは楽しみ!と言わんばかりなとんでもないファッションで闊歩するババア(あえてそう呼びたい)たちの魅力的なこと!気合入りまくったファッションの「私は私が好きなものを着る!」というかっこよさにはもうそれだけで惹かれてなりません。

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さて、ここで取り上げた5作品ですが、実はおそらくまだ日本での劇場公開が決定していません。素敵なビジュアルは願わくば、大きなスクリーンで見たくなるもの。洋画・ミニシアター系の映画の厳しい現状をきくと、なかなか厳しい作品もあるとは思いますが、どうか劇場観賞ができますように。(難しければせめてソフトでなるべく早く見られますように……!)

追記:Twitterにて情報をいただきました。“Advanced Style”は日本での配給権は獲得されている模様です。公開が楽しみですね! (@vertigonote)

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