【Movie】新春鼎談!イケメンスキー男子と洋画イケメンを語ろう2014/第1夜

こんばんは、@vertigonoteです。
あけましておめでとうございます。旧年中は花園magazineをご愛顧いただき、本当にありがとうございます。年末、高野の突然の花園magazine卒業宣言に驚かれた方もいらっしゃるでしょう。彼女の今後の活動には一層の気合が入るものと思いますので、どうぞご期待とともに、あたたかく見守ってくださいませ。また、私もガーリエンヌ嬢もこれまで以上に楽しんでいただけるような花園magをweb/紙とも作っていきたいと思いますので、こちらも今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

Surfer,Dude

さて、2013年8月に局地的に話題を呼んだ「洋画いけめん鼎談」で2014年を開始したいと思います。今月もまた、スクリーンで素敵な男子たちに出会いたい、と願う者にとっては実に楽しみな作品が次々と待ち受けています。『MUD-マッド-』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『ダラス・バイヤーズクラブ』というこの冬3本が連続公開で大フィーバーのマシュー・マコノヒーや、「全世界賛否両論」のキャッチコピーが賛否両論という状態の『オンリー・ゴッド』でレフン監督との名タッグが楽しみなライアン・ゴズリング、さらに本格ブレイク間近の北欧勢からもあの人やあの人の新作が……あなたが期待する、「2014年のいけめん」は、誰でしょう?

てなわけで、例によってツイッター洋画クラスタが誇るイケメンスキー男子の筆頭かじろー氏(@cyborg0721)、キシオカタカシ名義でライターとしても活躍中(映画秘宝2月号掲載の「野郎脱ぎ映画の帝王、堂々の初降臨!大怪優マシュー・マコノヒー超研究」ではこれまでのフィルモグラフィーを総括する名記事が読めます!)“孤高のイケメンチェイサー”きろっきょー氏(@Kirockyou)をお迎えして鼎談をお送りします。「いけめん愛が止まらない!」な我が盟友たちの2014年注目いけめんは?

kajiro=かじろー@cyborg0721  kirockyou=きろっきょー@Kirockyou  vertigo=ばちこ@vertigonoteです。

※なお、私が毎回いけめんと表記しているのはなんとなくカタカナのイケメンより範囲が広そうだからで特に深い理由はありません。あとなんかおいしそうだし。いけめん。

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vertigo 明けましていけめん
kirockyou kajiro 謹賀シャツレス!
vertigo 景気よいコール&レスポンスではじめましょう2014上半期注目いけめん語り。例によってお二人、まず今年の注目せざるを得ないいけめんアクターについて、まずはかじろーさんいかがですか?
kajiro  まずは『MUD-マッド-』のマコノヒー&シャノン先生ですかね。マコノヒーは全部、注目作なのが凄い。幅広い層にブレイクして欲しいのが『ロボコップ』のヨエル・キナマン、全然違う方向の二作で演技の幅を見せてくれそうな『メイジーの瞳』『ザ・イースト』のスカルスガルド兄ことアレクサンダー・スカルスガルド。それから監督としての評価も上々な『ドン・ジョン』のジョゼフ・ゴードン=レヴィット、こじらせ童貞役の決定版として内面モテ男のピーターと対を描きそうな『アメージング・スパイダーマン2』のガーデハ辺りにも期待しています。あ、あと『オンリー・ゴッド』のライアン・ゴズリング、やっぱりごずりんは外せない…って、すいません!本当にすいません!多すぎですよね!でも選びきれないんだよォォォーーーッ!!!
vertigo お、落ち着いてください(笑)。内容は追々伺うとしまして、さてきろっきょーさんは?
kirockyou マシュー・マコノヒーはもちろん入りますね!今年はイーサン・ホーク(『ビフォア・ミッドナイト』)、オスカー・アイザック(Inside Llewyn Davis)、アーロン・テイラー・ジョンソン(『キック・アス2』『ゴジラ』)推しでいきます。

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マコネッサンスがとまらない!
2014も間違いなくマシュー・マコノヒーrules!

今年もこの人の尋常じゃない妖気から目が離せない。

vertigo 私が言おうと思ってた人だいたい出てきてるな……3人まず共通して絶対挙げるのはマコノヒー兄さんでしょうか。ということで、まず彼の話からいきましょうか。
kirockyou  マコネッサンス!
kajiro 今、本当に凄まじい勢いですからね…去年に続いて絶対に外せないよな、と。
kirockyou  映画秘宝2月号でキャリアを振り返らせていただきましたが、選択的に今のキャリアを築いているんですよね。過去のインタビュー等を振り返ってみると本人は本当にマイペースな方で。 『マジック・マイク』のボンゴも本人の提案で、GQ誌では「今でも裸でボンゴ叩いてるぜ」発言、メールインタビューの文章もいちいちかっこよかったですね…
vertigo シャツレスタイム計測記事(全作品でどれだけの時間を脱いでいたかをストップウォッチ片手に計測したきろっきょー氏執念の記事)凄かったです!いや、確かにインタビュー読むとすごく「自覚的」な人なんですよね。自分を俯瞰してる感じのコメントが結構ある方で。
kajiro ばちこさんも『マジック・マイク』をご覧になったとき、「凄み」という言葉を使ってらっしゃいましたけど、ちょっともう目の焦点がトンでる辺りなんかに不穏さというか怖さみたいなものを感じますよね… そういう人が、「マイペース」で己のキャリアに対して「自覚的」であるというのが、なんとも信じられない感じでして。 具体的に何か今の無双状態に入る契機ってあったんでしょうか?
kirockyou 2008年に一度ハリウッドから距離を置く事を決意したそうです。 それがそのまま『ゴースト・オブ・ガールフレンズ・パスト』~『リンカーン弁護士』の空白期間になっているという。ボンゴ事件前後で停滞していたキャリアを復活させたラブコメ仕事を楽しんでいたものの、「どうして自分の仕事は人生ほど冒険的じゃないのか」と疑問を持つようになったそうです。時を同じくして、現在の奥さんとの間に長男が生まれたのもキャリアチェンジを決意させたとか。
vertigo カミラ!ありがとうカミラ!(※1)
kirockyou エージェントと恋人(当時)に「俺は影の中に入る」とい言い、オファーにNOを突き付けはじめたそうです。 そして『リンカーン弁護士』以外スタジオのオファーも無くなったところで、フリードキン、ソダーバーグ、リンクレイターからの話が!あとはもう、言わずもがなですね。
kajiro あーなるほど。ここでもベンアフ兄さんなんかと同じく、奥さんの存在が!
kirockyou カミラさんの後押しで全部引き受ける事にしたそうですよ。 

Matthew+McConaughey+Jennifer+Garner+17th+Annual+3G4OxXWtMkTl

vertigo 完全に妄想ですが何気に重要作としての『トロピック・サンダー』でのエージェント役や『ゴースト・オブ~』のときの「ハリウッドの賢妻」ジェニファー・ガーナーの存在もあったのではないかという気がするようなしないような。ダラス~でリユナイトしたジェニファー・ガーナーとの相性もやっぱり素晴らしかったし。

kajiro ゴースト・オブ~のテーマ的にも「ありそう…」と思ってしまうところがありますね。そして、そんなキャリアの転換点になった2008年の出演作が『トロピック・サンダー』というのも、なんだか象徴的…
kirockyou マコノヒー兄貴は特に言及してませんが、背後にそういったストーリーはあったのかも…
vertigo 妄想は自由ですので妄想でジェニファーに感謝!あとベン・スティラーのとこも嫁の力大きいと思うし…! 嫁だいじです嫁!
kirockyou だいじ!あ、でも2008年は『Surfer,Dude』という兄貴プロデュース主演の狂った映画もありましたよ…
kajiro きろっきょーさんはあれもご覧になられたんですよね!いかがでしたか?
kirockyou ベリー・シャツレス… 85分の上映時間中マコノヒー兄貴が脱いでないのが3分強だけという…撲殺天使ことウディ・ハレルソンもいるよ!中身はまあほぼプライベートフィルムみたいな感じなんですけど…。
kajiro むしろ、今こそ公開すべき作品?ウディ・ハレルソンとの共演のドラマ『True Detective』も早く観たいですねえ…
Mud Movie

kirockyou それにしても『MUD-マッド-』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『ダラス・バイヤーズクラブ』が連続公開となるこの1月2月は完全に祭ですね。『MUD』、一足先に見たのですが、「ロマコメ王子」という自分の過去のイメージを逆用したような名キャラクターでした。
vertigo 私も『MUD』は大好き。「素晴らしい、素晴らしい、素晴らしい」としかいいようがなかったです。声を大にして「見られるひとは是非!」を叫んでおきたいですね。「名作小説の完璧な映画化」といったムードがあるんですが、あれがオリジナル脚本というのもすごい。でもって、マイケル・シャノンがまたいいんだ…!シャノン先生をあんなふうに使えるのはジェフ・ニコルズだけ!あの監督の語り方、今の若手監督のなかでいちばん好きかもしれません。トリッキーな作劇ゼロであれだけ豊かに語れるのが凄いと思います。主人公の感情の揺れにこちらを寄り添わせるのが本当にうまい。
kajiro 凄い作品っぽいなあ。テイク・シェルターでも「なんで役者からこんな演技を引き出せるんだろう」って場面が多々ありましたよね。うあああ…早く観たいよぅ…!公開の1月18日がホントに楽しみです!

kirockyou  そんなジェフ・ニコルズは『真実の囁き』の頃からマコノヒーファンだったそうです。2001年の段階で「マコノヒーのために脚本を書いてる」と公言していたとか。
vertigo それはアツい。超おいしい役のサム・シェパードもずっと憧れの人だったそうで、やはり監督にとっての「大好きな役者との仕事」は名作の秘訣になるのかな。俺の!俺のミューズ!現象。

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イーサン・ホークと書いて!
「私のエモすぎる先輩」と読む!

年齢を重ねても、やっぱりどこか「青い」人。

vertigo という流れで監督×ミューズという意味ではリンクレイターとイーサン・ホークの名コンビのビフォア・シリーズの話いきましょうか。
kirockyou  思えば『バッド・チューニング』でマシュー・マコノヒーを世に出したのもリンクレイターでありました…。そんなリンクレイターの『ビフォア~』三部作は全部海外では傑作認定されてますね。『恋人までの距離』はトマトメーター100%、 『ビフォア・サンセット』はオスカー脚色賞ノミネート。そしてタランティーノもエドガー・ライトも大絶賛の『ビフォア・ミッドナイト』
vertigo かじろーさんと以前お会いした際にソダーバーグ不在の間にリンクレイターが存在感を増してきそうという予想をしていたのですが…
kajiro 二人共インディー/メジャーの垣根を器用に飛び越えられる監督さんなんですよね。そして俳優のチョイス。
vertigo リンクレイターもソダーバーグも比較的平均点高い人なんですよね。しかし一方、イーサン・ホークはこの夏はトマトメーターの最低得点作と最高得点作に出演というね・・・ というかこんな迷走すると思ってなかったよ!90年代のアイコンが!
kajiro ジェネレーションX!
kirockyou   リアリティ・バイツ!
vertigo ここでもまたベン・スティラーが・・・!

julie-delpy-ethan-hawke-before-midnight

kirockyou  そんなイーサン・ホークは「私のエモすぎる先輩」というイメージなのですよ。ジャンル映画も魅力的なんですが、自分の中にも少なからずあるエモい要素を10年くらい先回りした映画に出るので良くも悪くもたまりません。アラサーの今『ビフォア・サンセット』を観直したら多分死ぬ。
vertigo イーサン・ホークはエモい…痛いほど君が好きなのに。エモ王子のまま40代。
kirockyou そんなエモいイーサンホークパイセンがアラフォーの現実を我々に突きつけてくれる作品として『ビフォア・ミッドナイト』に期待しています。
kajiro 映画版『オン・ザ・ロード』のギャレット・ヘドランドはイーサン・ホークでもできたかもしれないと思うんですね。ちょっと線が細すぎるかもしれませんが。ギャレット自体はもう少しハナムパイセン寄りだなと思うんですが、あの映画自体の結末が少しイーサン・ホークの「今」を見るときの気分と似通ってまして… あの頃、魅力的に見えた「傷だらけの心をありのまま曝け出す友人」が今もその生き方のまま、傷だらけになっているのを見るような感傷めいた気分になったといいますか…
vertigo 年を重ねたエモ男子の顛末とはまた苦そうな。イーサン・ホークもビートニク大好きそうだもんね…
kajiro 本人、自分が若い頃に映画化されてたら絶対出たかったと思いますよー
kirockyou  『オン・ザ・ロード』は映画化までに時間かかりましたからね。そういえばホークパイセンはリチャード・リンクレイターとは撮影に12年間かけた『Boyhood』という映画でも組んでますね。多分邦題は「僕のエモすぎる父親との12年間」に違いない…
vertigo エモいのはわかったから(笑)!ところでエモいって概念は一般にどの程度伝わるもんなんでしょうかね?一般にはこういう意図で言われてるようですがもう少し青臭さとかそういうアドレッセンス感含めて使ってるような。言葉にしづらい何か、なんですけど。
kirockyou  「イーサン・ホークの映画好きですか?」「はい」「それがエモいって事ですよ!」
vertigo 名言キタ!ってこれ説明になってる…?
kajiro 色々説明するより、ソッチの方がなんか分かってしまうからそれでいいと思います(笑)。なおわたくしオーバーサーティの現実は『サンセット』から次作の繋ぎ目において、『ミッドナイト』の起点に至る道筋が見つからないという辺りでして、このプロセスを映画化されたら確実に死にますね。
vertigo かじろーさんが突き付けるオーバーサーティの現実に震えながら、えーと、次いきましょう次・・・!

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寒い国の優しい巨神兵・・・?
アレクサンダー・スカルスガルドの2作に大注目。

超がつく長身、大きな手、特徴的な目。若く見えるんですが実はもう30代後半…!

kajiro では1月31日に同日公開で『メイジーの瞳』『ザ・イースト』が待ち受けるアレクサンダー・スカルスガルドの話をば。
kirockyou  意外と出演作観てなくて、「海軍にはいれ」(※2)「オレンジ・モカ・フラペチーノ」(※3)の印象が強いのですが。
vertigo またベン・スティラー・・・!
kajiro (笑)。正直、僕もこれまであんまりいいと思ったことなかったんですよ…というか、ドラマはともかく映画だと身長と反比例するかのごとく印象的な役が少ない(笑)『バトルシップ』でもすぐ死ぬし、凄く端正な人なんだけど、ちょっと朴念仁めいたクセのなさがマイナスに作用してるのかな、という感じだったのが、『メイジーの瞳』の予告編を観たときに「うわ、この人いいなぁ」ってなりまして。

メイジーの瞳vertigo とにかくあの極端な長身が良くも悪くも第一印象になりがちなんですよね。
kajiro 顔の良さより図体のデカさが先に来るっていう。ところが「軍服=男子のバニースーツ」の逆パターンなんですが、整った人がいきなり生活臭の強いカジュアルな格好をすると、そのハンサムぶりが際立つんですよね。で、『メイジーの瞳』はまさにそういう服装で子供を相手に同じ目線から話してあげられるっていうのが、カッコカワイイなぁ、とという感じで、好対照のスーツでキメた『ザ・イースト』の予告と併せて劇場でその姿を観たときに、自分の中で一気に好感度が上がりまして。
vertigo 「軍服=男子のバニースーツ」が前提になってるかじろーさんがなんかすごい気がしますが、これはまた至言…!『メイジーの瞳』、抱きしめたくなるような可愛いハードボイルド子ども映画で作品としてもとってもおすすめ。アレックスが実際素晴らしくて、「極端に大きい男が極端に小さい子の視線にあわせた高さに身をかがめる」姿のよさたるやもう。大きな腕にしがみつく小さな手を大事にしてやる姿がたまらなくて、きっと見た人みんなが彼を好きになるんじゃないかと。
kirockyou 心優しい巨人。いいですね。
vertigo 巨神兵的な。
kirockyou では『ザ・イースト』のエレン・ペイジはナウシカ・・・?
kajiro ブリット・マーリングがクシャナ殿下に・・・?
vertigo なんだこの展開(笑)ってこの調子だと一晩で全然終わらないじゃないですかまだ3人しか語れてない・・・!ということで、しばし休憩を。鼎談はまだまだ続きます。続きは後半戦で・・・!

(※1)妻カミラ・アルヴェス(ブラジル人モデル)。サンドラ・ブロックやペネロペ・クルスをはじめ色々浮名を流しましたが、カミラと婚約後は全く揺らいでない様子。いちばん長く続いている(現在進行形)パートナーで、マコノヒーとの間に子どもが3人います。
(※2)もちろんこれ
(※3)これ(映画デビュー作)の話です。もうベン・スティラーもいけめんハンター監督にカウントしていいのではないか。

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